語用論の本を読もう :5 第二回読書会もやりますよー

10月18日(土)21時から!

『語用論入門』(ジェニー・トマス)読書会 2章途中~(位置は前回の記事参照)

その3日前くらいにレジュメデータを配布します~

(できたらまたtwitter:@wase_ling_movi で告知します。)

 

やりかたは前回と同じ、21時前後に

にアクセス!チャットにて、思ったことなどを話し合います。

参加はお気軽に!よろしくお願いします。

 

 

語用論の本を読もう :4 第一回読書会、どうもありがとうございました!

昨日行われた第1回読書会、4人もの方にご参加いただけて大変嬉しかったです。

雑にですが、どんな感じの話し合いだったのかを載せますね。

(細かい過去ログは 言語学読書会 - Cometeo で見ることができます)

 

課題図書

『語用論入門』ジェニー・トマス

Amazon.co.jp: 語用論入門―話し手と聞き手の相互交渉が生み出す意味: ジェニー トマス, 浅羽 亮一, Jenny Thomas, 田中 典子, 鶴田 庸子, 津留崎 毅, 成瀬 真理: 本

おそらく入門書として読みやすいですし

図書館や書店、amazonなどでも手に入れやすいと思いますのでこれに決めました。

 

21時スタート。

軽く自己紹介をしてから主催者がレジュメに沿って1章の内容を確認しました。

そして用語やなぜその訳語にしたのかなどについて、話し合いました。

2章に移った辺りからみなさん慣れてきたのか、自由に疑問点や意見などを挙げていただけるようになりました。

オースティンと論理実証主義の対比から、論理実証主義は「意味」をどのように捉えていたのかという議論に。

そして意味/無意味について、本に載っている例文と"Colorless green ideas sleep furiously"の例文と比較したり、

「よ!大統領」「日本一!」の掛け声は「意味」があるのか考えたり、

「意味」観について考えたあたりで23時。

 

3章まで~と言っておきながら2章の半ばで時間切れになってしまいました。

次回はオースティンの行為遂行の仮説あたりから(本で言うとP35~)やろうかなあと思います。

次回は

調整さん - 簡単みんなのスケジュール調整ツール

にて出席確認・日程調整を行いたいと思います。

新規参加者、大歓迎!よろしくお願いします!

語用論の本を読もう 3

 9月26日(金)21時~実施

言語学読書会 - Cometeo

にアクセスしてください。

後ほど案内するアップロードサイトにてレジュメも配布したいと思います。

 

課題図書

『語用論入門』ジェニー・トマス

Amazon.co.jp: 語用論入門―話し手と聞き手の相互交渉が生み出す意味: ジェニー トマス, 浅羽 亮一, Jenny Thomas, 田中 典子, 鶴田 庸子, 津留崎 毅, 成瀬 真理: 本

 

最初の3章分(約100ページ分)を発案者が要約し、レジュメを作ります。

 

それをネット上でシェアして話し合いを行います。

現在想定している目的というか段取りというか狙いは

1.とりあえず、レジュメを読めばだいたいどんな本か、がわかるようにする

2.要約者が引っかかった所やわからない所、普段からもっている問題意識に関わる所、別の資料からの情報、などレジュメ内でコメントをしておく

3.話し合いでは要約者が改めてどんなことが書いてあったかをレジュメに沿って説明

4.要約者以外の参加者は、疑問点や感想などを適宜はさみながら進めていく

5.次回のことを決める

 

チャットでどんな感じになるのかな?

参加者も何人くらい、どんな方がいらっしゃるのかな?

初めてでわからないこともありますが、お付き合いお願いします。

語用論の本を読もう:2(少し更新しました)

参加希望者は

調整さん - 簡単みんなのスケジュール調整ツール

に都合のいい日を書いて下さい。

 

課題図書

『語用論入門』ジェニー・トマス

Amazon.co.jp: 語用論入門―話し手と聞き手の相互交渉が生み出す意味: ジェニー トマス, 浅羽 亮一, Jenny Thomas, 田中 典子, 鶴田 庸子, 津留崎 毅, 成瀬 真理: 本

おそらく入門書として読みやすいですし

図書館や書店、amazonなどでも手に入れやすいと思いますのでこれに決めました。

 

7章まであるので、とりあえず最初の3章分(約100ページ分)を発案者が要約し、レジュメを作ります。

それをネット上でシェアして話し合いを行います。

現在想定している目的というか段取りというか狙いは

1.とりあえず、レジュメを読めばだいたいどんな本か、がわかるようにする

2.要約者が引っかかった所やわからない所、普段からもっている問題意識に関わる所、別の資料からの情報、などレジュメ内でコメントをしておく

3.話し合いでは要約者が改めてどんなことが書いてあったかをレジュメに沿って説明

4.要約者以外の参加者は、疑問点や感想などを適宜はさみながら進めていく

5.次回のことを決める

 

音声会話は難しいかな……という声があったので、最初はレンタルチャットでやってみようかなと思います。

設定とかが殆どいらないですし、ログが残せるという利点もあります。

言語学読書会 - Cometeo

ここでの「サクラダ」が発案者(このブログの筆者)です。

 

日取りは、どうしましょうか。

9月中にやりたいなと思います。

語用論の本を読もう:1

語用論の本を読みましょう!!!

 

・語用論とは

言葉の意味を考える際に文法や辞書のいう語義だけではなく

いわゆる「文脈」や「場面」「雰囲気」のようなものにも大きく担うところがあるのではないか?

そういうものの役割を解明していこう!

というような感じの学問です。

例えば皮肉や冗談の研究から、広くコミュニケーション全般にまで応用しうる

いま最もホットで最も面白い学問分野です!

(筆者の偏見や無知による誤解も混じってるかもしれません)

 

・課題図書

最初は入門書を読みたいなと思います。

まだ決まっていないので候補を挙げます。

Amazon.co.jp: 語用論入門―話し手と聞き手の相互交渉が生み出す意味: ジェニー トマス, 浅羽 亮一, Jenny Thomas, 田中 典子, 鶴田 庸子, 津留崎 毅, 成瀬 真理: 本

が有力です。わかりやすいという評判だし、図書館や書店で手にとりやすいと思います。

 

Amazon.co.jp: 入門 語用論研究―理論と応用: 小泉 保: 本

これも教科書っぽくて、最初に読むのに向いてそうです。

 

Amazon.co.jp: 言語における意味: アラン・クルーズ, 片岡宏仁: 本

は少し高いなあと思いました。図書館にはあるのでちょっとみてみます。

 

Amazon.co.jp: プラグマティックスとは何か―語用論概説: ジョージア M. グリーン, 深田 淳: 本

も中古だと手に入りそうですが、ちょっと読みにくいというレビューもあります……。

 

Amazon.co.jp: 語用論: ジェフリー・N. リーチ, 池上 嘉彦, 河上 誓作: 本

これはもう少しわかるようになってから読んだ方がいいかな……。

 

Amazon.co.jp: Pragmatics (Oxford Introduction to Language Study Series): George Yule: 洋書

英語だと参加のハードル上がりすぎないかな、と心配です。そもそもわたしがちゃんと読めるのかな。

 

・方法

とりあえず、ネット経由を前提に考えています。

【ネット経由の利点】

場所代がかからない、ファイルなどの送信で済むので色々なものの印刷代などがかからない、居住地に左右されない、時間の融通きかせやすい、参考書などをもって歩かないで済む……

【欠点】

全員最低限の環境(*1)が整ってなければ参加できない、機械の事なのでアクシデントが起こりうる、顔をみて話せないのでコミュニケーション上の齟齬が産まれるかも、音声チャットにした場合は複数人で話すと聞きとりにくい

 

(*1)最低限の環境

ネット環境

Skypeというソフト Skypeは無料通話アプリ、無料チャット、ビデオチャット、電話への格安オンライン通話を提供 (別ソフトでも可ですが、一番メジャーかなと思います)

マイクとスピーカー(チャットだけなら不要)

PCまたはスマホスマホだけだとファイルの送受信などがしづらいので、マイク兼スピーカーとして使うのがいいと思います)

 

・仮ルール

輪読形式

担当箇所のまとめたファイルを参加者全員に送信

参加者の丁度いい時間を調整

その時間にファイルをみつつスカイプ経由で話し合い

(できたらツイートなどでフィードバックできるといいな)

……その他、これから考えていきたいです。

 

Skype読書会の感想と反省 - tarのブログるっ by @tarVolcano

 

Skype読書会を開催して難しい本を理解できるようにしよう - 太陽がまぶしかったから

 

これらのblogなどを参考にして考え中です。

【随時更新】言語学読書会:今後読むかもしれない本

今後読むかもしれない本を並べています。

条件は

手に入りやすい(絶版でない)・1000円くらいで買える・難しすぎない

のとりあえず3つ。

 

『ことばと思考』先日話題に上がったのがこれ。「右と左がない人たちのはなし」などが載っていて面白いです。→3月に取り扱いました!

 

ことばと思考 (岩波新書)

ことばと思考 (岩波新書)

 

 

言語学の教室』対話形式で読みやすいです。→4月に読みました!

 

『日本語』

 

日本語〈上〉 (岩波新書)

日本語〈上〉 (岩波新書)

 

 

 

日本語〈下〉 (岩波新書)

日本語〈下〉 (岩波新書)

 

 

『日本語と外国語』

 

日本語と外国語 (岩波新書)

日本語と外国語 (岩波新書)

 

 

『言語を生みだす本能(上・下)』

 

言語を生みだす本能〈上〉 (NHKブックス)

言語を生みだす本能〈上〉 (NHKブックス)

 

 

 

言語を生みだす本能〈下〉 (NHKブックス)

言語を生みだす本能〈下〉 (NHKブックス)

 

 

『言語のレシピ』

 

言語のレシピ――多様性にひそむ普遍性をもとめて (岩波現代文庫)

言語のレシピ――多様性にひそむ普遍性をもとめて (岩波現代文庫)

 

 

『比較言語学入門』

 

比較言語学入門 (岩波文庫)

比較言語学入門 (岩波文庫)

 

 

 『言語』

言語―ことばの研究序説 (岩波文庫)

言語―ことばの研究序説 (岩波文庫)

 

 『屋根の上のバイリンガル

 

屋根の上のバイリンガル―エッセイの小径 (白水Uブックス)

屋根の上のバイリンガル―エッセイの小径 (白水Uブックス)

 

 


 『ふしぎなことば ことばのふしぎ』

ふしぎなことば ことばのふしぎ (ちくまプリマーブックス)

ふしぎなことば ことばのふしぎ (ちくまプリマーブックス)

 

 


『解読 古代文字』

 

解読 古代文字 (ちくま学芸文庫)

解読 古代文字 (ちくま学芸文庫)

 

 

『古代への情熱』

 

古代への情熱―シュリーマン自伝 (岩波文庫)

古代への情熱―シュリーマン自伝 (岩波文庫)

 

 
青木 晴夫『滅びゆくことばを追って』

 

滅びゆくことばを追って―インディアン文化への挽歌 (同時代ライブラリー (331))

滅びゆくことばを追って―インディアン文化への挽歌 (同時代ライブラリー (331))

 

 

小島 陽一『トルコのもう一つの顔』

 

トルコのもう一つの顔 (中公新書)

トルコのもう一つの顔 (中公新書)

 

 

フィンランド語は猫の言葉』

フィンランド語は猫の言葉

フィンランド語は猫の言葉

 

『音声学』

音声学 (文庫クセジュ 266)

音声学 (文庫クセジュ 266)

 

 

 

第一回言語読書会の様子

2月1日14時高田馬場駅集合。

わたしを含め5人がきてくれました。

様々な専攻の方が集まってくださって、大変楽しかったです。

利用したカフェは『エスペラント』。

http://tabelog.com/tokyo/A1305/A130503/13010848/

エスペラント語と関係あるのかなー」という感じで選びましたが関係は不明。

しかし、レトロな雰囲気のお店でした。ミルクセーキなどを頼みました。

自己紹介をしてから、読書会に。

資料を一通り見てから、思ったことなどを自由に話します。

 

今回の中心的話題のひとつは「チョムスキー来日!」。

http://pweb.sophia.ac.jp/linstic/chomsky2014.html

生成文法の話題から、3月5日、6日に生成文法で有名なチョムスキー氏が来日するという話に。

チョムスキーはやはり見たいよねーというような話から

チョムスキーの理論は難しいという話、その他の分野においてのチョムスキーの活躍など、様々な話題に触れました。

 

それから、日本語の中でも気になる言語現象に関しても盛り上がりました。

「小並感」「JK」「!?と?!」「したづつみ」「げいいん」、使用する語彙に関してネットやコミュニティとの関連、など皆さんが日常生活で気づいた現象について。

特に面白かったのが「ケチャッピィ」という語に関して。

ケチャップたっぷり」という意味らしいのですが、和製英語ぽくてちょっとへんてこです。

そこから、「ソーシィ」も可能なのではないかと話が広がり、「ソーシィ焼きそば」もあるのではないかと。

ケチャッピィ」とか「ソーシィ」、ゆるキャラの名前っぽいけど流行らないかな・・・・・・。

 

また少数言語の話題から、不便なところにまで調査に行かれた教授の武勇伝や

カザフ語、タジク語、ウズベク語とロシア語の借用の話、

トルコ語や日本語と語族の話、

第二言語習得における中間言語の話、

よく例に出てくる左右を持たないテネハパ族はメキシコのマヤの民族、虹が三色でおなじみのショナ語はジンバブエの言語、OVSの語順のヒシカリヤナ語はカリブ海の言語、なども面白かったです。

 

IPAの話題で出た、音声が聞けるサイトは

http://www.coelang.tufs.ac.jp/mt/ipa/index.php

http://coelang.tufs.ac.jp/ipa/index.htm

の二つが見つけられました。

放出音はやはりみんな気になるようです。

 

2時間ほど話して解散。

初めてにしてはとても良い上手くいったのではないでしょうか。

次回は2月の終わりから3月の頭辺りを予定しています。

課題本は何にしましょうか。